ホームページに人が訪れないという誰もが経験する壁を突破する

「ホームページは作ったが誰も訪れない」これは初心者が必ずぶつかる壁です。新しいホームページに人が訪れるには、二つのルートがあります。一つ目は、他の人が良く訪れるホームページのリンクを辿っての訪問です。もう一つは、GoogleやYahoo等の検索エンジン経由での訪問です。

他のホームページのリンクからの訪問

他のホームページにメリットを与えるようなコンテンツを提供できるならば、連絡を取るとホームページへのリンクを貼って貰える場合があります。また、優れたコンテンツを提供すると、自然発生的に不特定のホームページからリンクが貼られる場合があります。これをナチュラルリンンクと言って、ナチュラルリンクが増えるのは訪問者を獲得する最も理想的な状態です。また、中小の検索エンジンへの登録という方法も存在しますが、ホームページのコンテンツ作成を阻害するような登録作業が必要になる為に、中小の検索エンジンへの登録は、本末転倒ではないかと思います。

ナチュラルリンクについて考えるに、現実には、GoogleやYahooの検索結果にも表示されない完成直後のホームページでは、まず有り得ないとお考えください。ホームページ作成当初には、理想像として将来のナチュラルリンク獲得に向けてコンテンツを充実させていくべきです。

GoogleやYahoo等の検索エンジン経由での訪問

ホームページの訪問者は、多くの場合、初めてホームページに訪問する際には、GoogleやYahoo等の検索エンジンで興味のあるワードでの検索結果からホームページ選んでクリックしている筈です。そのためにある検索ワードでの検索結果の表示順位はホームページの訪問者数に最もインパクトを持ちます。

検索エンジンの検索結果に表示して貰うには、GoogleやYahooにホームページの存在を知られている必要があります。実はGoogleは、Google自身が新しいホームページの存在を記録するためのツールを公開しています。「Google webmaster tool」と言いますが、「Google webmaster toolをまず使ってください」 と強くお勧めします。なぜなら私の経験から、「新しいサイトに人が来ない壁を崩壊させ、画期的にホームページ作成意欲を刺激してくれたツール」であることは疑いようの無い事実で、SEO書法が壺に嵌った場合には、ホームページ作成数日後には数千万件ヒットするワードの上位表示(Googleで「渋谷ファッション」と検索すると2位の私のホームページ)ということが起こるようになったのです。しかも、今やPCホームページの検索結果表示に関しては、ほぼGoogle=Yahooであり、Googleにホームページの存在を伝えることは、Yahooにも伝えたこととほぼイコールなのです。

このページでは、「Google webmaster tool」の使い方と関連作業についてご説明します。

Googleにホームページの存在を知らせるための必須作業とは

Google webmaster toolは、ネット社会の健全化を理念とし、ウェブマスター(=このページを読まれている方は既にそうです)の効率的な作業を支援します。・・・と私は捉えています。中小検索エンジン登録作業のような、不毛とは言わないまでも、山のような作業は存在しません。

Google webmaster toolへのホームページ登録

Google webmaster toolログインより、Gooogleアカウントをお持ちであればログインしてホームページを登録することが可能です。アカウントをお持ちでなければアカウントを無料で作成することができます。

※以下、要所以外のGoogle webmaster tool使用方法は省いた解説となりますので、なにかございましたら、お問い合わせをご利用ください。ホームページ所有者の本人確認手続きなどについては、初めての場合にはお迷いになられると思いますので、ご遠慮なくご連絡ください。

Google webmaster tool用サイトマップの作成

Google webmaster tool用サイトマップとは、ホームページを構成するページをGoogleに伝えるための物です。Google webmaster toolにホームページを登録したら真っ先に取り組みましょう。書式は次のとおりです。コピペしてご活用ください。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9"> <url> <loc>http://hp.noteta.net/</loc> <lastmod>2011-07-30</lastmod> <changefreq>weekly</changefreq> <priority>1.0</priority> </url> <url> <loc>http://hp.noteta.net/tool.php</loc> <lastmod>2011-07-30</lastmod> <changefreq>weekly</changefreq> <priority>0.5</priority> </url> ・ ・省略 ・ <url> <loc>http://hp.noteta.net/sitemap.html</loc> <lastmod>2011-07-30</lastmod> <changefreq>weekly</changefreq> <priority>0.1</priority> </url> </urlset>

上のリストは、当ホームページのGoogle webmaster tool用サイトマップの一部省略版です。<url>〜</url>が一つのページの記述のブロックを示し、存在するページをなるべく全て記述します。尚、以下で言及しない部分(最上の2行と最下の1行)については無条件にコピーペしましょう。

<loc>〜</loc>には、ホームページを構成している各ページのURLを書きます。TOPページは(ファイル名はindex.*ですが)/で終わるようにします。

<lastmod>〜</lastmod>は各ページの作成日ですが、このサイトマップをサーバーにアップロードする日にしてください。

<changefreq>〜</changefreq>には、ページの更新周期を記述します。weeklyは週に1度程度,dailyは毎日と言う風に指定します。これにより、Google-botの巡回周期がほぼ決まります。なんか、Googleの親心というか大きさをこんなところで感じてしまうのは私だけでしょうか?

最も肝心な<priority>〜</priority>ですが、これには、0.1〜1.0の範囲の値で、あなたの思うページの重要性を記述します。つまり、どのページを特に検索結果の上位に表示してもらいたいかを考えて書く訳です。ですから、Google webmaster toolを使っていることはこの時点で既に有利なんですよ。通常はリストにあるようにTOPページが1.0になると思います。逆にサイトマップ(今説明しているサイトマップとは違います後程解説)のように、Google-botの巡回の助けにするようなページは、人に見られる必要もありませんので0.1にしています。一般にはページ毎のプライオリティに幅を持たせた設定が良いと言われており、私は、TOPページ=1.0,エース級ページ=0.8,普通のページ=0.5,サイトマップや問い合わせページ=0.1にしています。

最後に、ファイルネームは必ず*.xml(通常はsitemaps.xml)としてください。 文字コードはUTF-8を必ず選んで保存し、サーバーのTOPページがある場所にアップロードします。

Google webmaster tool用サイトマップのGoogle webmaster toolへの登録

Google webmaster tool サイトマップ登録画面

この画像は、Google webmaster tool用サイトマップの登録後のものですので、登録前とは内容が異なりますが、このページでサイトマップのURLを登録して、送信します。送信結果にエラーが無ければ完了ですが、エラーがある場合には、メッセージに従いサイトマップの記述を修正します。

robots.txtの作成とアップロード

User-agent: * Allow: /

通常は上のリストのとおりの内容で、必ずrobots.txtというファイル名でサーバーのTOPページのある場所にアプロードします。User-agent: *は、GoogleやYahooやMSNなど、全ての巡回ロボットに対して規定するということを意味します。Allow: /は、全てのファイルへの巡回を許すということです。逆に、Disallowとしてファイル名を指定することにより、検索結果に表示したくない(例えば工事中のページとか、古いページ)ページを規定することも可能です。

ロボット巡回を助けるサイトマップの作成とアップロード

このサイトマップはGoogle webmaster tool用サイトマップとは異なります。これが当サイトのサイトマップです。巡回ロボットは、Google webmaster tool用サイトマップにページの記述があるだけではページをインデックスしてくれません。実際にサイト内を辿ってページの実態の確認と評価をおこなってからページをインデックスしますので、巡回ロボットが各ページにたどり着きやすいように構成ページへのリンクを纏めたページを準備することは非常に効果的です。

但し、このサイトマップはホームページ内の各ページへのリンク集を形成するために、注意点があります。それは、ページ数が概ね100ページを超えるようなホームページでは、サイトマップを分割すべきであるということです。実は、リンク数が100を超えるページは品質評価が低くなるようなのです。全ページに、評価の低いページからリンクすることは決して好ましくありませんね。大規模サイトの例を示しておきます大規模サイトのサイトマップ

以上のことを実践して、例えばページタイトルを検索してみてください。

概ね二日後、あなたのホームページを検索結果から探してみてください。きっとホームページ作成の楽しさが増幅する結果に繋がると思いますよ。

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HP公開:
2011/07/23
最終更新:2014/07/16